<温泉ソムリエがアドバイス温熱療法。温泉体操。温泉効能効果術>
◇温泉の故郷は、地底源泉です。
火山列島は、温泉の恵みをいっぱい授かっていますが、二つとして同じ成分泉質はありません。
◇何千年もの年月を得て、地下深く浸透した水は地球のマグマによって温められる。
その過程で、多くのミネラルや岩石からの溶解成分を吸収して、再び地表に出現する温泉。それらは、人間にとって掛け替えの無い心の泉となって恩義を受けることになる。さぁ!温泉泉質を知って、もう一度若返り?体力増進とでもいきますか!

<温泉体操?温熱効果とは。>
■今の時代、まさに戦後20年代生まれの世代がどっと定年退職して、高齢者の仲間入りとなっている。とは言っても、60代そこそこでは未だ未だ頑張れる方も多い。しかしその分疲れも溜まってきます。
そんな時には、やっぱり温泉でゆったり気分になるのが最高の癒し効果です。その温泉とは何ぞや?と余り知られていない事が、たくさんあるのです。チョッと知るだけで、体力を増進させる事も可能なんです。

温泉泉質には、様々な成分が含まれているので、其れを知ることによって効率よく疲労改善に繋がります。郡山市のんびり温泉は、無色透明で良質なナトリューム。カルシューム硫酸塩泉です。塩化物温泉は温熱効果にも優れ、リウマチ性関節炎、変形性脊椎症(頚椎症・腰椎症。)、変形性関節炎(股関節症・膝関節症など)、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩など)、肩こり、腰痛などの慢性疼痛、手術後の間接拘縮・疼痛などに効果的です。

<枕湯>
■膝枕ってのは知っているけど、枕湯なんて知らない?
そんな方もいるかも知らないが、名の知れた温泉旅館などには枕湯が楽しめる湯殿があります。例え、施設が整っていない湯船でも、腰を掛ける段差があれば代用(混んでいない時)できる。是は、身体に受ける温水圧が、全身同圧が好ましいのです。だから、足元まで伸ばされるスイムイスが湯の中に入っていれば最高です。ゆったりと、40度前後(42度以上×)のお湯に浸かりながら目を閉じてリラックス。湯気を吸い器官に潤いを持たせながら両手はヘソの上に置く。体が不安定にならない事<自律神経>が大切。いくら気分がいいからと、このまま寝てしまっては逆効果(溺れ死)。枕湯は、10分以内にすること。タオル鉢巻きは、クッションの役目と湯あたりを防ぐために頭部寒冷!

 温泉マッサージ<深度水圧効果>
■温泉の湯船は、一般的には腰(尻つき)を下ろして首まで浸かる程(70cm前後)に造られている。しかし、中には腰を下ろせないほど深い湯層もある。これらは、特別に考えられて造られたものではなく昔からのものが多い。深度70cmでも、水圧はふくらはぎの弛みを強く押さえ込んでいる。分かり易く言えば、風船を膨らませて70cmの水深に落としこもうとすれば、その前に破裂してしまう程、水圧が掛かっています。

その水圧効果を活かす事によって、効率よく温熱マッサージが行えるのです。
両手で、腿からふくらはぎまで筋肉に沿って、滑り落とすように軽く揉み込んでいくといいでしょう。露天風呂なら、爪先を岩に押し付けたり。腰を掛けて、下半身を両手の拳で押し揉みする。首筋の後ろ側には、神経が交差している箇所があります。是が強張ると肩凝りの原因となり、頭痛の種にもなる。私は、30年前に追突されて以来、週に二日のマッサージに通っています。まぁ。癖?にもなっているのだが、お陰様でマッサージの手法は覚えてしまいました。今になってみれば、是が相して温泉ソムリエの役に立っているのでございます。
因みに、首のボキボキは、両手を両顎の下に添えて、軽く右。左。にヒネリを入れます。その時に関節がボキっと音を立てて遊離して張りを和らげてくれます。

  ☆次は白い濁り湯で有名な高湯温泉と殺菌効能。温浴体操を解説します。■湯揉み体操
 この他の温熱効果治療法「低温サウナ」
●特徴:通常のサウナ(80℃〜100℃)と比べて低温(45℃〜60℃)ですので暑苦しさ、息苦しさがありません。
・温めながら自分で温度調節が可能です。・表面的な暑さではなく、体の芯まで温まります。
心臓への負担や副作用がないので体力のない方や高齢の方にも安心です。・大変気持ちよく、心身ともにリラックスできます。
●効果:・免疫力(自然治癒力)が向上します。・自律神経が安定します。・胃腸の働きが活発になります。・美肌効果が期待できます。
単純温泉無色透明、無味無臭の日本ではもっともポピュラーな温泉。含有物質が少なく、刺激が弱いので、高齢者でも安心して入浴できる。病後回復期や外傷後の療養などにも効果あり。名前は単純?だが、名湯といわれる温泉地が多い。高血圧、動脈硬化、神経症を含めて万病に効く。
●二酸化炭素泉:炭酸ガスの気泡が肌に付くのが特徴。「心臓の湯」といわれ、毛細血管を広げて血圧を下げる効果がある。比較的に冷鉱泉や低温泉が多いが、保温効果があるので湯上がり後も身体はポカポカになる。飲むと清涼感があり、胃腸病によい。日本には、この泉質の温泉は少ない。

●炭酸水素塩泉旧泉質の重曹泉は無色透明なアルカリ性の湯が、皮膚の角質をやわらかくして脂肪分や分泌物を洗い流してくれる。皮膚に対しては、しっとりとした肌になる。飲用すれば、痛風。慢性胃炎。胆石に効き、入浴すればリウマチやじんましん、糖尿病などに効く。
●塩化物泉:単純温泉と並んで、最も数の多い温泉。保温効果が高く、「熱の湯」ともいわれる。温泉名に「塩」とつくところはほとんどがこの泉質である。その名のとおり、なめると塩辛いのも特徴で、浴用では関節痛、筋肉痛などの症状を和らげ、飲用では胃腸病に効果がある。

●硫酸塩泉:マグネシウム。カルシウム。ナトリウムなどを多く含み、大別すると便秘や胆道疾患に効く芒硝泉。
鎮静効果に優れ、高血圧や動脈硬化の予防になる石膏泉、苦い味に特徴がある正苦味泉に分かれる。「中風の湯」「きずの湯」とも言う。
●含鉄泉旧泉質名の鉄泉と緑ばん泉にあたる。鉄泉は、鉄分が多く浴用・飲用ともに貧血症や更年期障害に効果がある。湧きだしたときには透明であるが、空気に触れると酸化して褐色になるのが特徴。「眼の湯」といわれる緑ばん泉は、皮膚や粘膜を引き締める収れん作用が強く、慢性の皮膚疾患や結膜炎。慢性の粘膜疾患に効果がある。手足の多汗症や静脈瘤にも効果を発揮する。


玉川温泉
●放射能泉:一般的にはラジウム泉といわれ、万病に効くため昔から療養向けの名湯に多い。痛風、糖尿病、リウマチ、循環器障害、神経痛に効くとされ、飲用すれば尿結石などにも効く。
●秋田県:玉川温泉。台湾:北投石温泉。

●硫黄泉硫化水素ガスが含まれるため、卵が腐ったような独特な匂いと白濁色の湯が特徴。(有毒ガスに注意)毛細血管を広げ、血圧を下げる作用があり、浴用、飲用ともに療養効果は高い。温泉治療に適した泉質である。


●酸性泉「直しの湯」「仕上げの湯」といわれる殺菌効果の高い温泉。水虫、湿疹など、慢性の皮膚病によく効くが、肌にしみるような強い刺激があり、湯ただれを起こすことがあるので長湯は控えるようにする。火山の国、日本特有の泉質でもある。

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 <磐梯朝日国立公園 表磐梯山麓 さぎの湯旅館>
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