「昔を偲ぶ湯治湯」
湯治(とうじ)とは、温泉地に長期間(少なくとも一週間以上)滞留して特定の疾病の温泉療養を行う行為です。日帰りや数泊で疲労回復の目的だけの温泉旅行とは、本来区別すべきだと思います。病状が芳しくない時の湯治湯は、できましたら掛かり付けの医師に相談する事もいいでしょう。目的と効能を明確に判断してから、ゆったり気分で湯治療法(保養)を計画してください。
安易な湯治は、効果を半減するばかりではなく、場合によっては悪化させることもあるので、泉質効能などは必ず確かめる事をお勧めいたします。
湯治という行為は、日本においては古くから行われていました。衛生に関する知識や医療の技術が十分に発達していなかった時代、その伝聞されていた効能に期待して、温泉に入浴したり飲泉するなど、多くの人が温泉療法によって病気からの回復を試みていました。体の特定の部位に対する効能が良いとされた温泉には、多くの湯治客が訪れています。昭和期前後には、農閑期に時間が取れる農民が、蓄積した疲労を癒す目的で知人らと共に一緒に湯治を行いました。
湯治場(とうじば)とは、湯治を目的に長期滞留する温泉地のこと。短期の観光目的のお客様等とは、別使いの接待となります。昔の湯治場は、殆どが自炊が基本となっていました。これらは、長期滞留の金銭的負担軽減という理由もありますが、湯治客の症状によっては日々の食事内容に制限があるためです。個々が自分にあった食事を行う必要があること、宿泊や滞在に必要なものは少なからず異なります。観光旅館への宿泊と違い、寝具等は自分で上げ下げする事もあります。
「さぎの湯湯治」
三日滞在から一週間5泊6日。又はそれ以上の滞在が可能です。
さぎの湯の源泉は、安政2年に発見(弱塩類硫黄泉)されて以来使われてきました。昨年度までは、単純温泉を引き湯していましたが、2023年11月1日から炭酸水素塩泉開湯 詳細は電話で確認!
※2023年12月25日より、高塩泉単純温泉が入浴OKとなりました。
■適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
■禁忌症
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患
お部屋は、昭和の時代を感じさせるレトロな佇まいで、豪華な設備はありません。寝具などは、お客様が自由に上げ下ろしご使用ください。お食事は宴会を除いて、朝夕食堂でのお食事となります。
洗濯機などの装備は用意してあります。
●旅館概況:木造一部鉄筋2階建 安政2年開業
平成2年一部改装.
湯治滞在平日料金:5泊6日。2食付き(昼食は自由食)税全て込み。
●観光:保養ご宿泊1名様料金:9000円〜9.800円。
(一室2名様〜)
団体様宴会付きご宿泊1名様料金:9000円(税込)。
※料理内容につきましてはフロントまで。
●立ち寄り温泉:利用時間:10:00〜16:00
(※多少変動あり)
大人¥700、小人¥350。(一時間内)。
昼食付日帰り1日滞在午前9時〜午後3時まで(6時間)予約できます。
●宿泊:チェックイン15:00 。チェックアウト10:00
●アクセス:JR磐越西線猪苗代駅下車車で10分。
翁島駅〜送迎有り車で5分。
磐越自動車道猪苗代磐梯高原I.C.より国道49号線経由15分
●送迎:(翁島駅。猪苗代駅。(前日までに要連絡)
10名様以ご宿泊の場合、猪苗代近隣市町までマイクロバス送迎。
詳しくは、フロントまでご連絡ください。
磐梯朝日国立公園 表磐梯山麓
押立温泉「さぎの湯旅館」
〒969-3186 福島県耶麻郡猪苗代町大字磐根字佐賀地2557
TEL:0242-65:2515 FAX:0242-65-2243
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