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福島県観光物産協会掲載 記者:渡辺良雄 磐梯山麓の湧水地に春の息吹 福島県中央に位置する猪苗代地方。高原の町ではありますが、春風と共に残雪がどんどん消えてゆく季節。一足先に、清らかな小滝を訪れてみたら、なんと!フキノトウが開花していました。 もう春なんだ!力強い息吹をみて、思わず声が出てしまいました。 ここは、猪苗代町頭無不動尊の地内です。首無し不動様ではなく、地名が頭無。不動明王様は、しっかりと鎮座しています。野口英世の母シカも、目の病や出征兵士安全祈願に訪れていた神社でもあります。私も、年に数回来ていますが、ここには驚くべく導師が存在します。 不動明王社殿の裏には、大清水の滝があります。様々な祈祷ができる場所だけど、地元の方も知らないほど、神秘な童子様が滝下に存在します。私は、水苔童子と呼んでいます。何故なら、水も滴る水苔の袈裟懸をしているのです。 全身全霊を、磐梯山の清水で育つ水苔を纏っている姿は、見逃す事なく必ず視認礼拝して欲しいと思います。 ここ一年の災いが、今も消える事なく続いていますが、できる限りのコロナ対策をして頑張って行きましょう。私も、この冬転倒事故で肩を痛めてしまいました。中々良くならなかったので、押立温泉で温浴療法をしていきます。 安政二年開業の湯治宿さぎの湯。昔は、この地域に3軒の宿がありましたが、現在では「さぎの湯旅館」一軒となりました かけ流しされている泉質は、無色透明の単純泉。天然高塩泉で、ナトリウムイオンが強いので、筋肉疲労回復に効果があります。できたら、三日から一週間ほどの温泉保養が必要なんだけど、時節柄そうも言って居られないので、残念ながら日帰り入浴です。 屋内入浴場の窓を開けると、見慣れない石仏??いや違います。猪苗代の郷は、蒲生氏郷の時代は、切支丹が多く住む村落でした。その由縁か、安山岩で一刀彫された切支丹女神像だったのです。その表情は穏やかでもあり、人々の心情を汲み取ってくれる優しさも感じられました。 森の中の一軒宿。四季折々の風が通り過ぎて、聞こえるのは野鳥の囀りだけしか聞こえません。宿は古いが、昭和ロマンを感じさせる湯治温泉宿に、ぜひ一度お越しくださいませ。 押立温泉さぎの湯 |
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<安政の秘湯押立温泉さぎの湯旅館> 福島県耶麻郡猪苗代町大字磐根佐賀地2557 さぎの湯 TEL:0242-65-2515 |
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