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「天鏡の「逆さ磐梯山一人旅」
梅雨空の合間を縫って、郡山市から猪苗代「会津磐梯山」に一人旅。でも、今回は磐梯登山ではありません。天鏡湖として知られる猪苗代湖とは別に、もう一つの天鏡の顔が存在するのです。厳しかった冬が過ぎて一足遅れて春到来。猪苗代町周辺は、5月下旬頃が田植え真っ盛りとなります。磐梯山麓からの聖水が田を潤して、小さな苗が落ち着いてくると祝福の映像が水面に反射してきます。会津磐梯山の「知られざる顔」それが「逆さ磐梯山」です。 湖畔からの眺めは、まさに紺碧の空を移す天鏡湖です。レイクサイド磐光は、お食事から会津のお土産が豊富に並んでいます。
福島県耶麻郡猪苗代町の川桁駅と、沼尻駅とを結んでいた鉄道路線が軽便鉄道として親しまれていました。しかし1969年(昭和44年)に、経済状況から全線が廃止された。一般には、民衆も利用した沼尻鉄道(ぬまじりてつどう)の名前で呼ばれていました。今では、線路道しか残っていませんが、当時そのままの風情を見る事ができます。国道49号線中山峠を過ぎて間もなく、小坂トンネルを抜けて猪苗代湖畔を走る抜けると志田浜に到達する。
志田浜交差点から、旧街道沼尻温泉方面に進入して間もなく、磐越西線関都駅。軽便鉄道始発駅だった川桁駅に到着。記念碑を拝見してから、沼尻方面に向かうと、道路左側には広大な田んぼが見えてくる。
懐かしい沼尻軽便鉄道車窓から
ゆっくりと農道方向にハンドルを回していくと、田植えが終わり水を張った水田に、大きな山影が反射している。これは???会津磐梯山が、満水の田の中から浮かび上がっている。これが、今の時期でしか見られない「逆さ磐梯山」なのです。沼尻鉄道は、山側の高台を通過していたので、この同じ風景が車窓から眺められたでしょうね。
「天然温泉さぎの湯旅館」
磐梯山麓には、旧街道筋が幾筋もあり、昔の風情求めて今でも訪れる事ができます。野仏群像。街道宿場物語。昔の湯治宿。郷土料理。物産館から記念館まで、一日二日では廻りきれません。歩き疲れて、今でも残る湯治宿さぎの湯に立ち寄りました。天然温泉泉質は、無色透明な高塩単純泉43度です。温泉効能は、ナトリウムイオンが強いので、山歩きで疲れた筋肉疲労回復に効果があります。
単純泉は、肌に優しく長湯できます。
最近では、温浴食事と呼ばれる健康食が人気です。今の時代、全ての材料がチルド品で、材料の生産地さえ分かりません。そんな中で、さぎの湯宿は昔ながらの自家生産。薪を燃やしてお味噌造りまで、大豆煮から木製樽に3年蓄積まで家族で行っています。猪苗代のお米。山菜から総菜まで、手間暇かけて調理お出ししています。
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