「花見山公園探訪」 ■早春に開花するロウバイの花.そして三月の梅の花。 今年もまた、4月の花見山を思い出します。花見山は、福島駅から阿武隈川を越えて東側に位置しています。今では、住宅が迫る小高い山裾にある。元々花木団地(観賞用花木)として地元農家が手入れしてきたものだが、サクラの花と共にボケや花桃等が一緒に開花します。近くの山間にもサクラとレンギョなどが密集していますから、それはもう花の楽園となります。 ■花見山見物の後は、阿武隈川に残る渡し舟の跡地散策もいいでしょう。もちろん疲れた癒しには自然温泉が一番です。福島市内はもちろん、県内全域に自然温泉がたくさんあります。 ●高湯温泉と花見山 |
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「花見山公園の歩み」 ■江戸時代の末期あたりから、昭和25年代頃までは全国的に養蚕産業が盛んだった。福島県内でも、阿武隈山地から中通り地方に至るまで桑畑が広がっていた。特に伊達市梁川町は「蚕都梁川」として有名。花見山公園のある福島県福島市の渡利地区も、同じく養蚕が盛んな地域でした。その地域で、花見山公園のオーナーでもある阿部一郎さんの先代は、養蚕を営んでいたそうです。 昭和30年代に入り養蚕景気も過ぎて、桑畑を耕作する農家も減ってきた。阿部一郎さんの先代が、山に生えている花木を売りに出したら、生け花などでニーズがあったそうです。そんな事から、雑木林だった現在の花見山を開墾して花木を植え始めた。これが、現在の花見山公園の歴史といわれる。山を開墾しては、花木を植え続けた。雑木の山は、苦労の末に花が咲き誇る山に変わっていった。 ■花見山公園は、福島県福島市の渡利地区にあります。 福島市の市街地から東に約5km。花見山公園は、2月のロウバイ。3月は梅。4月になると、花桃。ヒガンザクラ。ソメイヨシノ。ヤエザクラ。レンギョウ。ボケ。モクレンなど、季節を追いながら様々な花が百花繚乱。新緑期と重なり、山全体が心を癒す彩で迎えてくれる。その周辺も見所満載です。 ■週末などは、凄い人出になります。 その数は、一日で7万人前後にもなると言うから地元の人さえビックリしてしまいます。今回は、郡山からのお客さんをバス(アルバイト)に乗せて信夫温泉(バス送迎)に行った帰り道なのです。朝の5時起きで花見山に直行!と言ってもバスではありません!マイカーですよ!つまり、通行規制されているから、朝駆けだったのです。 しかし、桃源郷は生憎の小雨交じり花見山だった。 でもね。ドキュメントルポライターの私としては、晴天の画像なんて欲しくはありません!風雲急を告げなければ人の心に入り込めないんです。「雨の花見山」是だけで演歌のタイトルになりますからね。山間で、歌を歌ってる場合じゃない。カラオケの楽しみは、湖畔の宿志田浜温泉でもOKだ。 |
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「花見山の桃源郷」 ■私は、カメラルポする時には花の楽園に埋まるよりも、先ずは遠くから全体を眺めるのが好きなのです。もちろん、花びら一つ一つのマクロの世界も知っています。この山には、ソメイ系淡いピンク。枝垂れ系の濃いピンク。花桃のさわやかピンク。レンギョのフラッシュイエロー。濃い緑のボケの葉と、ショッキングレッドの花があります。そのの背景は、芽吹きを迎えた軟らかい新緑があります。 ■山里散策。 その言葉通りに、真近には住宅が立ち並んでいます。 しかしながら、ここに辿り着くには交差もできないほどの狭い道を行かなければなりません。駐車場も狭いから、期間中連日運行している駅からの乗り合いバスの方が便利です。春の畦道は、いろんな野草が見られます。花見山から西側の斜面には、薄紫のスミレの群生、ヒトリシズカ。ヤマブキ。イチリンソウが沢山見られます。 新春の吾妻山は、雪うさぎの自然造形が見られます。 麓の新緑。そして、白いこぶしの花が見られます。 残雪のスカイラインから、猪苗代町に走ってきますと、磐梯山(裏側)が見えてきます。噴火により、磐梯山頂の裏側は大きく崩れた状態になっていますが、大噴火により大小の美しい湖沼が誕生いたしました。ここには、水色の彩が美しい五色沼。遊覧船が出る檜原湖。そして中津川渓谷が流れ込む秋元湖。 「表磐梯観光地」 ■猪苗代町は、野口英世の故郷でもある。 雄大な磐梯山麓には、猪苗代スキー場。温泉リゾート。水田地帯。今では、広範囲にソバが栽培されている。 高原地帯は、寒暖の差が大きい。猪苗代湖からの季節風により、初秋には霧が舞い降ります。 <さぎの湯天然温泉> ■福島県猪苗代町にある押立温泉は、安政2年開業の湯治宿です。 長年親しまれているのは特徴のある源泉です。表磐梯山麓に位置している。 この地域には、各所に自噴している硫黄泉がある。現在は、上部に位置するリゾートホテルからの引き湯「単純温泉」をかけ流しで使用していますが、安政年間の源泉(25℃)も入浴可能です。(春から秋まで限定開湯) |
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